2013年3月4日月曜日

硝酸態窒素の害

戦後、アメリカでほうれん草を食べた事による硝酸態窒素の健康被害が問題となり、余ったほうれん草を日本に売り込む為に『ポパイ』が利用されたというではないですか。

硝酸態窒素という聞き慣れない言葉ですが、それは未完熟堆肥を使用する事により野菜が生長する過程において過剰に栄養分を摂取して、それが人体に害を及ぼす性質の物です。

『硝酸態窒素』の害について日本でははじめて有吉佐和子さんが著書『複合汚染』で述べられたようですがヨーロッパでは古くからその害については指摘されており、静岡のお茶はヨーロッパでは返品された例があるそうです。
Hokkaido 木村秋則自然栽培農学校校長、木村氏は常々申している事の一つに、『有機栽培が悪いのではない、未完熟堆肥が悪いのだと』
完熟堆肥を使わないことによる栽培によってどの位、硝酸態窒素が含まれるのか?東京の太田市場にて抜き取り調査が過去行われました。その結果、もっとも高い数値は16000ppm.。この数値は1歳未満の子供が葉っぱ二枚食べたら命に関わるという物です。
JAS有機の8割が未熟堆肥を使用していると言われておりますが、
北海道では十勝清水農協が完熟堆肥の使用を積極的に押し進めるなど、新たな取り組みもあるようです。
硝酸態窒素は尿として体内から排出されるのですが、その際に腎臓への負担が大きく
影響しますから、安全な野菜を取りたい物です。


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