)2012年2月29日に出発したブータンツアーは、ナマケモノクラブ主催http://www.sloth.gr.jp/のGNHを識る旅なのでありました。 旅のツアーコンダクターはお写真に写る辻信一先生であります。(1952年東京生まれ。明治学院大学国際学部教授。専攻は文化人類学) お隣のキリリとした佇まいの女性が江戸研究、そして世界中の民族がはぐくむ布を研究されている法政大学社会学部教授の田中優子先生であります。
和服ならびに民族衣装好きの私としては、田中先生との邂逅などめっそうもない、ひれ伏したくなる時間でありました。 旅の途中、パーティーでは辻先生のリクエストでキモノ姿。締めておられる帯の柄行が「唐辛子」であります。敬意を表す素敵な選択ですね。 ブータンの国民食なんです「唐辛子」。 合わせて纏われたキモノは沖縄の絣なんだそうです(絣の名前は失念)。藍色というのはどの国、どの場所においても悪目立ちすることなく馴染む素敵な染め色なのだと改めて感じ入るのでした。 ジーンズがそうですよね、シャネルのジャケットとすら馴染んでしまうのは藍色の持つ包容力なのかもしれません。
さてさて、田中先生共々食い入るように見つめたこの写真のお方たちの衣装。 この方は、ブータン北部ガサ地区の少数民族ラヤ族の方で、祭りの賑わいにの場へ、おみやげ物を売りに来ておられました。 遠方から写真を写しましたから衣装のディテールがわからなくて凄く残念ですが、腰に巻いた布はシッカリと詰った感じのウール地のように見えました。色合いがチャコールグレイで、ほんの少しの鮮やかな刺し色がストライプ柄で入っていたように記憶しております。 もし、可能であるなら、「その着ている服を売ってオクレ」と、いわば追い剝ぎしたかった
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