3月24日(土曜日)自然栽培農学校、スタートいたしました。
実習現場は余市郡仁木町の農場です。
25日はまだ深い雪の中、早朝8時からボランティアスタッフたちが雪かきをしてくれて、そのような下支えの中、当学校の事務局として高き到達点を目指して登山口に立ったような引き締まる思いの二日間でした。
木村秋則校長をリスペクトする人達、そしてオーナー村松弁護士への敬意を含めて、意義を同じくする同士達が仁木において過去二年間自然栽培農場を支えてくれました。
そのボランティア精神のお陰で開校までこぎ着けたのです。
人が、何かに奉仕する精神とはこのように大きな力となるのですね。
将来は、ここで学んだ生徒たちが口伝えで自然栽培を大きく広げてくれることでしょう。
農薬も、肥料も使わない。大自然にとっては堆肥も異物でありその危険を学ぶ。それを北海道に広げて行くという命題があるのですが今回二日間、木村秋則校長と時間を共有して感じたのは、農法を学ぶ最中にも何度も重ねて伝えてようとしていたのは、「考えること、観察すること、植物の目線」と、何度も言っておられました。実践的な技術の前に、それが常に最初にある授業でした。
最後に、車中で村松弁護士と、印象的な会話がなされていたのですが。
失敗した農家さんは、皆おなじ事を言う。「こんなに頑張ったのに、、、」 木村さんは、どうして「もっと頑張れなかったんだろう」と思わないのかって。 今後、スポーツクラブで腹筋するとき思い出したいと思います。 英語で農業はアグリカルチャーと言いますが、農業とはカルチャー(文化)以上の哲学さえ感じてしまう時間でありました。 木村さんってUFOに乗せられたり、龍見たり、いったいほんとにフツーの人間なんだろーか? 木村さんが一人きりでお部屋に居られるとき、「決して覗いてはいけない」たぐいの人かもしれません。